2008年奇幻
简介:甚内たま子が勤める大日東保険損害調査部の部長・勝田は、高校時代の同窓会に参加するため、同級生の吉岡と伊豆の温泉地へと向かっていた。蕎麦屋を営む吉岡は、商売でも使用しているワゴン車に蕎麦打ち道具一式を持ち込み、勝田を助手席に乗せて運転をしていた。吉岡の店の写真を見ようと、助手席に座っている勝田が吉岡の携帯をいじっていると、急ブレーキがかかる。高速道路の第車線を走っていた白い乗用車が、中央分離帯にぶつかり急停止した。そして、その車体後部に吉岡が車で衝突してしまったのだ。勝田はかすり傷で済んだものの、吉岡の意識が戻らない。白い車の運転手・北村は即死。どうやら警察は、勝田たちの乗った車がムリな追い越しをしようとスピードを出し過ぎて、前方不注意で前の車にぶつかったと見ているようだ。つまり、吉岡が加害者ということになっていた。このままでは、事故の全額損害賠償を吉岡が払うことになってしまう。勝田は、そんなのデタラメで、悪いのは「白い車とぶつかった赤いスポーツカーだ!」と言い、赤いスポーツカーを捕まえることを宣言する。