2020年枪战
简介:舞台は駅の待合室で、外は雨が降っている。2時間枠の中で、舞台はそこから動かない。大原と田村は恋人同士だが、駅で別れの場面を迎えようとしている。また、これから恋を始める若いカップルがいる。そしてもう一組、別れて暮らす子どもに会いにやってきた女と、昔の亭主がベンチに座っている。この3組の心理劇を中心に、駅に出入りする人々の形態が、ドラマと同じ2時間の流れの中で描かれる。しかし一組の話が終わるや、タイミングよく別の話がはじまる不自然さなどが致命的で、映画的時間を封じ込めたこの試みは成功したとはいえない。年間に及ぶ交際に終止符を打とうとしている熟年の男女、水絵(大原麗子)と保之(田村正和)は、今まさに雨が降る駅の待合室で、旅の最後に別れを告げようとしていた。そのとき、雨に降られかけこんできた若い二人のカップルと遭遇する。むつまじく旅を楽しむ若い男女の姿に、心が乱れる水絵、気まずくなる保之。二人はふと、このカップルのように振舞っていた昔の時代を思い返した。別れを決めながらも戸惑う彼らの前に、駅の売店で、困惑しながらも公衆電話をかけ続ける謎の女性(島倉千代子)が現れた。