2002年文艺
简介:年春季 テレビ朝日 日剧京都市内の高級マンションの一室で、女性の変死体が発見された。死んでいたのは、茂木直美という歳の女性。華麗なセレブ生活を綴ったブログが人気の“カリスマブロガー”だったが、その生活の実態は孤独なものだったらしい。外傷も荒らされた形跡もなく、病死か事故死と思われた。現場に駆けつけた洛西署・刑事課の大場みずき(浅野ゆう子)は、マンション前に集まっていた野次馬の中に怪しげな動きをする男をみつける。みずきは逃走する男を逮捕するが、それはなんと現役国会議員の池内泰造(伊藤正之)!1ヵ月後…。みずきは池内代議士の誤認逮捕の責任を取らされ、京都の山奥の駐在所勤務となっていた。ある日、「熊が出た!」という村人からの知らせで廃れた納屋に駆けつけてみると、そこにいたのは熊ではなく、5年前に村に移住した元大学準教授・桑田真司(津田寛治)。真司は昼間から飲んだくれ、納屋で眠りこけていたのだった。真司を引き取ったのは、村で喫茶店を営む坂口圭太(荒川良々)と未知(中原果南)の夫婦だった。坂口夫婦と真司は、かつて過疎に悩むこの村の移住者公募に応じ、新たな人生をスタートした仲間だった。移住してきたころには真司にも妻・真由(遠藤久美子)がいたのだが、離婚して村を離れてから、真司は荒れるようになったという。ところがその日、突然、真司の元妻・真由が村に戻ってきた。現在、京都市内の出版社に勤める真由は、やり手雑誌編集者・桐原凛子(中村綾)のアシスタントとして、売れない小説家の圭太に原稿を依頼するためにやって来たのだった。だが、村から編集部に戻ってきた凛子が毒殺される事件が起きる。凛子が愛飲しているサプリメントに、何者かが毒を混入したのだ。京都府警の刑事・白根弘(西村雅彦)、笠原大介(長谷川朝晴)らが捜査を開始する中、みずきも証人のひとりとして召集される。みずきを呼び出したのは、洛西署では警務課に所属し、みずきの友人でもあった、橘玲子(高畑淳子)。なんと彼女は突然、京都府警・管理官に大抜擢されていたのだ…!大出世を遂げた玲子から、「あなたも被疑者のひとり。捜査には関わらないように」と冷酷に釘をさされたみずきは、がく然。しかも白根からは、「みんなを不幸な目にあわせる死神」とイヤミを連発されてしまう。玲子の言いつけもどこ吹く風、独自に捜査を開始したみずき。その結果、凛子が村にやって来たのは、大きな目的を抱えていたことがわかる。凛子は元々、時事問題を追究するジャーナリストで、ある秘密を抱えた人物がこの村に存在することを突き止めていたようなのだ。秘密を隠している人間とは、凛子のアシスタントをしていた真由なのか…!? 次期教授確実といわれながら突如、大学を辞めた真司なのか…!? それとも、どこかよそよそしさを感じさせる坂口夫婦なのか…!?そのやさき、1ヶ月前のカリスマブロガーの死と驚愕の事実が明らかになる!みずきと玲子はタッグを組んで、2つの事件の意外なつながりと、悲しく絡み合う“秘密と嘘”が生んだ事件の真相を暴いていく…。