2024年恐怖
简介:明子は急にまとまった休みが取れることになったため、婚約者の春彦と温泉旅行に行くことになった。明子が知人のフリーライターの親王寺由加子(中山忍)と相談したところ、旅館のモニターになり、アンケート用紙に書き込めば雑誌社が宿泊費を半額負担してくれるというのだ。ロビーで明子が由加子と久しぶりに顔を合わせ、旧交を温めていると、由加子がその場に居合わせた仲居の存在に気付く。由加子は「美知子?」と声をかけるが、美知子(安達祐実)は「お客様は私をご存じなんですか?」といぶかる。実は、美知子は由加子の妹だが、どうやら記憶喪失のようだ。由加子は、美知子が記憶喪失だとうそをついて、半年前のことをごまかそうとしているのだと決めつけ、憤然と立ち去る。由加子と仕事をしている出版社の野上(池田努)によると、半年前、美知子が姉の由加子の婚約者の桐村祐太(菊池健一郎)を奪い、その後、桐村は自殺をしてしまった。美知子も桐村が自殺した日に行方不明になってしまった。旅行の後、野上から明子に由加子の婚約者だった桐村について相談したいことがあると石原葬儀社に電話が入る。翌日、待ち合わせの神社に明子が行くと、野上が腹部から血を流して死んでいた。京都府警警部の狩矢(若林豪)が現場に到着する。鑑識課の野村(山口竜央)が狩矢に野上のズボンの裾に松の葉が付着していることを報告する。野上の葬式が行われている葬祭場で、明子は京洛繊維の加津山(田中幸太朗)と華道家の麻里子(持田真樹)と出会う。由加子が加津山に美知子が見つかったことを伝えると、加津山は驚く。狩矢警部も葬式に立ち会っており。明子は野上のズボンの裾に付着していた松の葉が天然記念物に指定されている善峰寺の遊龍松のと一致したことを聞く。また、野上は京洛繊維の社員である桐村の飛び降り自殺について調べていたようだ。由加子によると、野上に桐村から自殺する前日に由加子に渡す結婚指輪を買いたいのだが、良い店を知らないかと電話がかかってきたという。野上が明子に相談したかった由加子の婚約者・桐村のこととは何だったのか。明子と春彦は、野上が亡くなる前にやってきた、遊龍松がある善峰寺を訪れる。